「お問い合わせ」と「申請」の概念と使い分けの基準
概要
Armadaには、テナントからの連絡を受け付ける窓口として「申請」と「お問い合わせ」の2つの機能があります。
システム導入時、「今ある紙の申請書をそのまま『申請機能』でシステム化する」のはおすすめしません。
「これまで『申請書』という名前で受け取っていたが、実は管理側の承認は不要なのでは?」「証跡(履歴)さえ残れば『お問い合わせ機能』で十分ではないか?」といった業務の棚卸し(スリム化)をおこなうことが重要です。
本記事では、既存の手続きをシステム化する際に「どちらの機能を使うべきか」を設計・判断するためのポイント(基準)を解説します。
目次
前提条件
- 受付窓口の設計をおこなう前に、各手続きの業務フロー(管理側の承認が必要か、入力データを後から検索・集計したいかなど)を整理しておく必要があります。
「申請」機能の特性と利用ケース
管理側の承認(チェックゲート)が必要なものや、入力されたデータを「後から特定の項目で検索・集計したい」、「後続の作業で使うので情報をまとめておきたい」等の手続きに適しています。
主な利用ケース
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- 作業届、工事申請など
導入のメリット・特性
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- データ活用(検索と集計): カスタムフォームで設定した項目(作業日、対象フロアなど)を独立したデータとして保存できます。これにより、「明日の作業予定」を即座に検索して防災センターで確認したり、月間の申請件数を集計してレポートに活用したりすることが容易になります。
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- オンライン承認(ハンコリレーの撤廃): 承認フローが必要な場合、管理画面上のボタン一つで決裁が完了し、承認結果がテナントへ自動通知されます。
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- フォームのカスタマイズ: 申請の内容に応じたフォームを複数用意でき、必須入力項目を自由に設計できるため、記載漏れを防止できます。
※詳しい手順は、以下の記事をご参照ください。
👉参照:申請のフォーム設定(カテゴリ・項目・レイアウト)
- フォームのカスタマイズ: 申請の内容に応じたフォームを複数用意でき、必須入力項目を自由に設計できるため、記載漏れを防止できます。
「お問い合わせ」機能の特性と利用ケース
管理側の承認が不要で、かつ特定の項目による集計も必要ない(やり取りの履歴が残れば足りる)手続きに適しています。
主な利用ケース
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- 施設や設備に関する相談、日程変更の連絡、その他各種問い合わせ
導入のメリット・特性
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- シンプルな設定: 定型の1フォームが標準で備わっているため、申請機能のように項目(フォーム)を個別に設計する必要がなく、手軽に受付窓口を開設できます。
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- 問合せ時の自由度の高さ: 定型的な入力項目が限られているため、テナントが自由に相談内容を入力しやすく、スムーズなコミュニケーションが可能です。
よくある質問・運用アドバイス
- 承認フローが不要な「〇〇申請」は、どちらの機能で作るべきですか?
判断基準は「後からそのデータをどう使いたいか」です。- 申請機能がおすすめなケース: 承認が不要であっても、「作業日ごとに一覧で確認したい」「月間の件数を集計したい」という場合は、項目をカスタムできる「申請機能」を使用してください。
- お問い合わせ機能がおすすめなケース: 集計などが不要で、「いつ誰からどんな提出・連絡があったか」という履歴(証跡)さえ残ればよい場合は、設定がシンプルな「お問い合わせ」へ切り替える運用(業務のスリム化)をご検討ください。